文教堂ホールディングス(本社・川崎市高津区)のグループ会社、文教堂(同・同)が展開する「文教堂宮の森店」(札幌市中央区宮の森3条1丁目5-35)が、2026年1月4日(日)に閉店する。「本の店岩本宮の森店」の時代から数えて、29年間の営業を終了する。店内に併設している「ゲオ文教堂宮の森店」も同日に終了する。
(写真は、2026年1月4日に閉店する「文教堂宮の森店」)
「文教堂宮の森店」は、宮の森・北24条通と北5条・手稲通交差点の近くにあり、和食処「とんでん宮の森店」の隣接地。建物は、1996年9月に新築された床面積約295坪(976・35㎡)の平屋建て、最初は、当時の地場書店チェーンだった「本の店岩本」の「宮の森店」だった。2000年10月に、文教堂が「本の店岩本」の店舗を譲り受け、「文教堂宮の森店」にリブランドして営業を承継した。その後、店内に「ゲオ文教堂宮森店」を併設、利便性を高めた。
営業開始から29年、書店が街中から消えていく中、「文教堂宮の森店」も店を閉じることになった。道内の「文教堂」閉店は、2022年8月14日の「北野店」(札幌市清田区)以来となる。これによって、道内の「文教堂」は、札幌市内8店舗、函館市内2店舗、新千歳空港内の2店舗と合計12店舗になる。土地建物の所有者は、有限会社笠原倉庫(本社・札幌市中央区)。同店の向かい側にあった「パーラー太陽宮の森店」は、2022年2月に閉店・解体され、2023年10月に「イエローハット札幌宮の森店」に生まれ変わった。この界隈の街の景色も変化しつつある。



































