牛丼「すき家」や回転寿司「はま寿司」を展開しているゼンショーホールディングス(HD、本社・東京都港区)の子会社ロッテリア(同・同)は、北海道でもハンバーガーチェーン「ロッテリア」を新業態の「ゼッテリア」に転換している。2025年9月の函館に続き、10月上旬には、旭川でも「ロッテリア」を「ゼッテリア」に転換する。これによって、道内の「ゼッテリア」は、4店舗になる。(写真は、「ゼッテリアサッポロファクトリー店」)
ロッテホールディングス(HD、本社・東京都新宿区)の完全子会社だったロッテリアは、2023年4月1日にゼンショーHDに売却され、同社の子会社になった。新しいロッテリアは、「ロッテリア」の屋号を継続する一方で、新ブランドの「ゼッテリア」を立ち上げ、「ゼッテリア」の新規出店とともに、「ロッテリア」からの転換も全国で進めている。「ゼッテリア」とは、メイン商品の絶品バーガーとカフェテリアを組み合わせて生まれたブランドで、ゼンショーの「ゼ」もイメージしている。
道内では、2025年6月12日に「ロッテリア」の転換で「ゼッテリア」北海道1号店となる「サッポロファクトリー店」(札幌市中央区)がオープン。以降、同年9月1日に「MEGAドン・キホーテ西帯広店」(帯広市)、同年9月16日に「MEGAドン・キホーテ函館店」(函館市)、さらに、同年10月には、「旭川A・s・h店」(旭川市)もオープンする。いずれも「ロッテリア」からの転換。
道内の「ゼッテリア」が4店舗に増える一方で、「ロッテリア」は、21店舗に減る。「ロッテリア」の店舗があるのは、札幌市(10店舗)、苫小牧市(2店舗)、三笠市、釧路市、北斗市、函館市、名寄市、稚内市、江別市、士別市、旭川市(各1店舗)の11市。「ゼッテリア」転換で、帯広市には「ロッテリア」がなくなったが、札幌市、旭川市以外は1店舗の展開のため、転換が進めば、「ロッテリア」がなくなる市も出てきそうだ。