札幌市西区西町北13丁目1にあった大型複合アミューズメント施設「ナムコ・ワンダーシティ札幌」の跡地に、「すき家」と「はま寿司」が出店する。現在、店舗の建設工事が行われており、オープンは、2025年4月以降になりそう。(写真は、北5条・手稲通沿いで建設中の「すき家」と「はま寿司」の店舗)
バンダイナムコホールディングス(本社・東京都港区)の子会社、バンダイナムコアミューズメント(同・同)が展開していた大型複合アミューズメント施設「ナムコ・ワンダーシティ札幌」が、開店から26年の営業を終えたのは、2024年12月10日。翌年1月から解体工事が始まり、5月頃には更地になった。敷地は、北5条・手稲通と裏通りに面した約2145坪(7079・40㎡)。
数区画に分割された敷地の中で、視認性の良い北5条・手稲通沿いに、「すき家」と「はま寿司」の店舗建設が始まったのは、2025年8月8日から。建築主は外食大手、ゼンショーホールディングス(本社・東京都港区)の子会社、すき家(同・同)とはま寿司(同・同)。設計は高田建築設計事務所(札幌市北区)、施工はアトム建設(同)。工期は、2026年3月31日までとなっている。敷地内の他の区画では、クリニックや調剤薬局などの建設も進んでいる。
ゼンショーHDは、札幌市内で「すき家」と「はま寿司」のセット出店を強化している。2024年10月~11月にコープさっぽろ新琴似南店跡地(札幌市北区)に「すき家札幌新琴似店」「はま寿司札幌新琴似店」、2025年5月に北海道科学大学高校中の島運動場跡地(同市豊平区)に「すき家札幌中の島店」「はま寿司札幌中の島店」、同年8月にはパーラーOON川沿店跡地(同市南区)に「すき家230号川沿店」「はま寿司札幌川沿店」をオープンさせている。「すき家」は、単独でも出店を増やしており、ゼンショーHDの北海道出店強化が目立っている。