ショッピングセンター、百貨店、専門店、飲食店など商業施設の企画、設計、監理、施工などを行っているスペース(本社・東京都中央区)は、帯広市で2030年の開業を目指す旧・藤丸百貨店の再生プロジェクト(事業主・藤丸)に、サポーターとして参画する。(画像は、「藤丸パーク」のイメージ)
旧・藤丸百貨店は、1900年に創業し、地域の顔として営業してきたが、売り上げ低迷で2023年1月に閉店、122年間の歴史を閉じた。その後、帯広市に本社があるそらが、閉店から再生までのスポンサーとして、釧路・帯広エリアで事業を展開する村松ホールディングスとともに、藤丸再生プロジェクトに乗り出している。スペースは、商空間づくりで地域活性化を目指す取り組みを進めていることから、今回、サポーターとしてプロジェクトに参加することになった。
仮称「新藤丸」は、2030年を目標に、藤丸百貨店跡地での新設が予定されており、完成までの機運醸成や地域一体となった活性化の一環として、近隣遊休地に「藤丸パーク」が開設されるほか、「広小路商店街」と連携した施策なども計画されている。そのうち、「藤丸パーク」は、2025年夏に、西3条南7丁目14の約970坪(3200㎡)の敷地を利用して開設される。トレーラーハウスで構成される商業エリアは、新規店舗の立ち上げを促進するため、更新期間や賃料を柔軟に設定する。イベントエリアでは、マルシェやライブの開催も行う予定。スペースは、「藤丸パーク」の企画、設計、施工や復刻される藤丸ロゴのデザインを手掛ける。施工については、地元企業に協力し、地域コミュニティーとの共生を目指して、藤丸再生プロジェクトを盛り上げていく。