「つり具センター旭川店」がフルリニューアル、品揃え10万点超えで道北全魚種に対応

経済総合

 旭川の釣り愛好家の間で、「9条さん」として知られる「つり具センター旭川店」(旭川市9条通16丁目24-231)が、2025年4月6日(日)10時に、フルリニューアルオープンする。内外装や店内の什器類を一新、10万アイテム以上の品揃えで、道北の全魚種に対応したサービスを充実させる。(写真は、2025年4月6日にフルリニューアルオープンする「つり具センター旭川店」)
(写真は、オープン準備をするアイビック・牧野良彦社長=左端、葛西誠店長=右端)

「つり具センター旭川店」は、アイビック(本社・札幌市東区)が展開している釣り具専門店だが、元々は同社のルーツでもある今西商事が、40数年前に、この場所で始めた今西漁具が最初。その後、1990年代後半に、アイビックが「つり具センター」に衣替えして、営業を続けてきた。

(写真は、全道一の品揃えをしている釣り糸コーナーを紹介する牧野社長)

 旭川市内には、「つり具センター旭川店」と「つり具センター神楽岡店」の2店舗があったが、2024年9月にオープンした「イオン旭川春光ショッピングセンター」内に同社が、フィッシングとアウトドアのプロショップ「コルソ旭川」を出店したことに伴い、「神楽店」を閉店。「旭川店」も閉店予定だったが、釣り愛好家をはじめ、地域の商工業者が強く存続を要望。急遽、閉店を取りやめて継続することにした。店舗の老朽化が進んでいたため、2025年1月初旬からフルリニューアル工事を実施。約3ヵ月をかけて、内外装や什器、照明、塔屋看板などを全面刷新した。

(写真は、ルアーコーナー)

 店内には、竿(ロッド)、リール、針、おもり、釣り糸、ウェア、ウェーダーブーツ、救命胴衣、エサなど釣りに関する商品が豊富に品揃えされている。最近では、渓流釣り、海釣りともにルアー化が進み、6割ほどがルアー釣りになっているが、道内では、エサ釣りも根強く残っている。このため、エサも豊富に品揃えして、エサ釣りを楽しむ人のニーズにも対応している。

(写真は、リールコーナー)

 同店の商圏は広く、稚内市や士別市、名寄市、紋別市、留萌市などからもお客が訪れる。これら地域の農家には、アキアジ釣りを楽しむ人も多く、シーズンになると同店を訪れるアキアジ関連の釣り具、エサを大量購入するヘビーユーザーもいるという。

(写真は、ウェーダーブーツのコーナー)

 フルリニューアルオープンに合わせて、2025年4月6日から同月13日(日)まで、税込み3000円以上の買い上げでアイビックのグループ会社、アイビック食品(本社・札幌市東区)の「北海道オリジナルカレー」を1個進呈、税込み1万円以上の買い上げで、グループで展開している「キャンパーズアンドアングラーズ北広島」内のジェラート&ピザ「アルトラーチェ」のクッキー1箱を進呈するほか、「つり具センター」全9店舗と「コルソ旭川」「コルソ札幌」でオープン協賛セールも実施する。
 葛西誠店長(40)は、「地域に根付いたお客さまに身近な店舗を目指したい。『コルソ旭川』との差別化を図り、より実用的で、より親しみやすい雰囲気をつくっていきたい」と話していた。

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