JR新札幌駅の耐震補強工事のため、2025年3月末に、40年以上の歴史を閉じる高架下「新札幌名店街」に代わって、新たに駅西側高架下に、「シンサツBLOCK」が開業する。店舗数は減るものの、駅と住宅街を繋ぐ高架下の新たな賑わいが創出される。(写真は、2025年3月下旬に順次開業する「シンサツBLOCK」=右側)
「シンサツBLOCK」(札幌市厚別区厚別中央2条5丁目8番)は、JR新札幌駅から鉄道高架を札幌方面に、徒歩3分の場所に立地。この高架下は、以前、「新札幌生鮮市場」が入っていたが、2013年に閉鎖。JR北海道(本社・札幌市中央区)グループの北海道ジェイ・アール都市開発(同・同市西区)は、その跡地の約515坪(約1700㎡)の敷地を使って、木造平屋7棟を建設した。延べ床面積は約206坪(約680㎡)。コンセプトは、「人と街がつながる場所 積み重なる出会い、ひろがる未来 組み合わさる個性、生まれる賑わい」。
北ゾーンの西側から、A棟に道産食材居酒屋「北海道まるごとダイニングうまいっしょ」(2025年4月上旬オープン)、B棟に「鳥貴族」(同年5月中旬オープン)、C棟に「七輪焼肉 安安」(同)、D棟に新札幌名店街に入っていた「恵比寿商店」(同年3月下旬オープン)が入る。南ゾーンの西側からE棟、F棟は未定で、G棟は、新札幌名店街に入っていたベーカリーの「SWEET BERRY」(同年4月上旬)が入る。「新札幌名店街」のように、高架を通る列車の響きは伝わらないものの、高架下という独特の雰囲気を味わいながら、各店舗の味が楽しめそうだ。