札幌・中の島に「すき家」「はま寿司」セット出店へ、旧北海道科学高校運動場跡地

経済総合

 札幌市豊平区中の島1条5丁目の「北海道科学大学高校・中の島運動場」跡地に、牛丼チェーンの「すき家」と回転寿司の「はま寿司」が、セットで出店する。オープンは、2025年の大型連休前後になりそう。 (写真は、建設中の「すき家」と「はま寿司」)

 出店場所は、中の島通沿いで、「コープさっぽろなかのしま店」と、旧北海道科学大学高校の近く。北海道科学大学高校は、札幌市手稲区の北海道科学大学の敷地内に移転し、既に校舎などの解体が完了している。跡地は、学校法人北海道科学大学が、ニトリに定期借地権を設定して賃貸、ニトリは、物販系店舗の建設を行う予定になっている。

 北海道科学大学高校の中の島運動場は、元々旧大蔵省が所有していたが、2009年に不動産業のサラサ(本社・札幌市中央区)が取得、その後、学校法人北海道尚志学園(現学校法人北海道科学大学)が取得して、運動場として利用していた。校舎移転に伴い、運動場も閉鎖され、2024年3月に、ゼンショーホールディングス(HD、本社・東京都港区)が取得していた。

「すき家」を展開するすき家(同・同)と「はま寿司」を展開するはま寿司(同・同)は、ゼンショーHDのグループ企業で、この土地を利用した店舗建設は、2024年9月1日から始まった。既に、「すき家」の特徴になっている時計台の鉄柱が組まれており、2店舗の木造店舗も外観ができ上がっている。

 設計は、髙田建築設計事務所(札幌市北区)、施工はアトム建設(本社・札幌市厚別区)、工期は2025年4月30日までとなっている。札幌市内での直近の「すき家」と「はま寿司」のセット出店は、2024年11月にオープンした「札幌新琴似店」(「すき家」は同年10月30日オープン)のケースがあり、札幌市南区川沿11条1丁目の石山通沿いでも、セット出店に向けて店舗建設が進んでいる。「すき家」は、札幌市内に15店舗があり、豊平区の出店は2店舗目、「はま寿司」は、札幌市内6店舗あって、同じく豊平区には2店舗目となる。

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