洋菓子のきのとや(本社・札幌市)が改装工事を進めていた白石店が7月31日にオープンする。これまでの白を基調とした外観カラーから、今度はレンガ色の赤みを帯びた外装にし、東側部分は丸みを帯びた艦船の船首のようなイメージ。同社は今年、白石店を開店して創業30周年の節目になる。白石店の改装によってポスト30年の新創業に弾みをつける。(写真は、グランドオープンが迫ったきのとや白石本店)
 
 きのとや白石店は、白石区東札幌の南郷通に面した創業店舗。1983年に喫茶店からスタートし翌年からデコレーションケーキの宅配事業を開始した原点の場所でもある。白石店の改装工事は4月から始まっており、これまで工事用のシートで覆われていたが、このほどシートも取り払われて外観が姿を現した。工事は勝井建設工業(岩見沢市)が担当している。
 
 シックな赤を基調とした外装は、南郷通りの緑に溶け込み落ち着いた雰囲気を漂わせている。改装を機に白石本店に名称を改め、店舗面積もほぼ2倍にあたる約360㎡になる。西側部分はガラス張りにしてケーキ類の製造工程を見ることができるようにする。
 
 同社は現在、市内に9店舗を展開、新千歳空港ターミナルビルにも店舗を構えている。白石本店は母店に位置づけポスト30年を見据えた戦略的な位置づけをもたせる。


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