ゼンショーホールディングス(本社・東京都港区)の子会社ビッグボーイジャパン(同・同)が、北海道地域で展開しているファミリーレストラン「ヴィクトリアステーション」。そのリニューアル工事が、間断なく進められている。これまでに、分かっているだけでも7店舗がリニューアルを終え、進行中の店舗や計画店舗を含めると10店舗となる。全28店舗の3割超がリニューアルされることになり、「ヴィクトリアステーション」のイメージが一新する。(写真は、リニューアル工事が行われている「ヴィクトリアステーション山鼻店」)
現在、リニューアル工事が行われているのは、「南円山店」(札幌市中央区南4条西18丁目1-3)と「山鼻店」(同市同区南21条西12丁目3-20)で、「南円山店」は7月11日(木)に、「山鼻店」は7月25日(木)にリニューアルオープンする。続いて、「伏古店」(同市東区伏古8条2丁目1-1)も7月8日(月)から休業してリニューアル工事を行い、8月8日(木)にリニューアルオープンを予定している。
「ヴィクトリアステーション」は、北海道発祥の地場ファミリーレストランだったが、2000年3月に当時のダイエー系列会社ビッグボーイジャパンと統合し、2002年12月には、ゼンンショーグループがM&Aした。店舗老朽化などでここ数年間は閉店が相次ぎ、各地から店舗が消えていった。
一転してリニューアルが活発になりだしたのは、2023年に入ってから。これまでに、「発寒店」(札幌市西区)、「北5条店」(同市中央区)、「厚別店」(同市厚別区)、「旭川四条通店」(旭川市)、「栄町店」(札幌市東区)、「千歳店」(千歳市)、「函館昭和店」(函館市)のリニューアルを終えた。旧来のイメージが一新され、来店客増につながっている。資本こそ東京だが、生まれ育った北海道で道産子ファミレスが、新たな顔で市民生活に溶け込もうとしている。