インキュベーションオフィス「EZOHUB TOKYO」開設、北海道と日本をつなぐ「出島」

経済総合

 サツドラホールディングス(HD、本社・札幌市東区)は、北海道と日本をつなぐリージョナルインキュベーションオフィス「EZOHUB(エゾハブ)TOKYO」を2024年5月29日、東京都品川区東品川2丁目2-28のタチバナ天王洲ビル1階に開設した。サツドラHDの本社2階で展開している、シェアオフィス・コワーキングスペース「EZOHUB」の2拠点目で、北海道と日本をつなぐ「出島」の機能を持たせる。(写真は、「EZOHUB TOKYO」開設を祝う関係者=サツドラHD提供)
(写真は、「EZOHUB T0KYO」の外観=サツドラHD提供)

「EZOHUB TOKYO」は、道内自治体、企業、教育機関の都内拠点としての利用や首都圏人材との出会い、共創を目指す場。ワークプレイスやイベント会場といった利用に加えて、「EZOHUB DMP(データマネジメントプラットフォーム)」を構築して「出島」機能を高める。この「EZOHUB DMP」には、パブリックデータや自治体ごとの課題、道内企業が求める人材要件、新しいことに前向きに取り組むタレント情報の他に、サツドラHDがこれまでに自治体や企業、団体、教育機関など40先以上と協定を締結するなどしてきた“つなぐ力”を加え、北海道全体の底上げに利用してもらう。施設には、インキュベーションマネジャーが常駐、システムだけではなく、人の手によるつながりやコミュニティを生む場としても機能させる。

(写真は、イベントスペースとしても活用できるコワーキングスペース=サツドラHD提供)

 施設には、約50席のコワーキングスペース、6部屋の個室、2つの貸し会議室、Webミーティング用のフォンブース(個室空間)を用意。コワーキングスペースは、イベント開催時に約100人収容の会場としても利用できる。面積は約138坪(約458㎡)、営業時間は平日9時~20時、土祝は9時~18時(日曜休館)。提供プランは、コワーキングメンバー個人月額2万2000円、法人月額15万4000円(3人以上での利用)、プライベートオフィスメンバーは月額11万3500円(7・5㎡)~26万円(17・2㎡)など。金額はいずれも税抜き。

(写真は、リテールテックのデモフィールドでもあるショップコーナー=サツドラHD提供)

 開設に合わせて、新たにNTTドコモ(本社・東京都千代田区)、キヤノンマーケティングジャパン(同・同都港区)、コクヨ北海道販売(同・札幌市白石区)、セールスフォース・ジャパン(同・東京都千代田区)、ソニーセミコンダクタソリューションズ(同・厚木市)、寺田倉庫(同・東京都品川区)、電通北海道(同・札幌市中央区)、ヤマト運輸(同・東京都中央区)、プロビス(同・同都港区)がパートナーとして参画した。

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