官民で若手経営者を育てる「北海道経営未来塾」、第9期34人の入塾式開催

経済総合

 官民連携で北海道の若手経営者を育てる「北海道経営未来塾」(実施主体・実行委員会)の第9期入塾式が2024年5月20日、札幌市中央区の札幌パークホテル1階テラスルームで行われた。今期は34人(当初は35人だったが1人辞退)が、来年3月まで1ヵ月に数回のペースで、講演会や少人数のグループ講義などを受講、東京への研修旅行にも参加する。(写真は、「北海道経営未来塾」第9期の入塾式)
(写真は、入塾証書を授与される塾生)

 入塾式では、長内順一塾長(未来経営研究所社長)が、塾生34人(新規塾生17人、継続塾生17人)の一人ひとりに入塾証書を手渡した。長内塾長は、塾生に向けて「一瞬の出会いが人生を決めることがある。未来塾で出会う人たちとの一瞬、一瞬の出会いを心に留めて成長してほしい」と話した。9期のテーマとして『変化と進化で世界を目指そう』を示し、「話だけではなく、形にしていく、結果を出していく1年間にしてほしい」と式辞を述べた。

(写真は、挨拶する鈴木直道・道知事)
(写真は、挨拶する岩田圭剛・札商会頭)

 来賓として出席した鈴木直道・北海道知事は、「北海道の優位性が生かされる時代が到来した。ポテンシャルを具現化していく時代に必要なのは皆さんの力。未来を創っていく未来塾は、世界に挑戦していく皆さんを育成していく場。塾生にとって、特別な素晴らしい1年となることを祈念している」と挨拶した。また、岩田圭剛・北海道商工会議所連合会会頭・札幌商工会議所会頭は、「経営未来塾の経験を身に付けて、それぞれの企業や地域を今まで以上に元気にしてほしい。そのことが北海道、日本の発展につながる」とエールを送った。また、石川敏也・札幌市副市長が、公務で欠席した秋元克広・札幌市長の挨拶を代読、岸田文雄・内閣総理大臣は、ビデオメッセージで塾生を激励した。

(写真は、答辞を述べる管野浩太郎・管野組社長)

 塾生代表として登壇した管野浩太郎・管野組(本社・紋別郡遠軽町)社長は、「皆さんが築き上げてきたプライドをリセットしよう。プライドは学びの妨げになる。新入社員になった時の気持ちを思い返し、オールドルーキーとなって臨もう。素直な心で学び、その学びを行動に移して自分と会社を成長させ、地域と北海道を盛り立てていこう」と答辞を述べた。入塾式には、津山博恒・北洋銀行頭取のほか、グループ講義の講師を務める堰八義博・北海道銀行特別顧問らも出席した。

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