築93年の古民家を使った「Cafe&Bakery KOUHUKU(珈福)」、サッポロ珈琲館が新ブランド展開

経済総合

 珈房サッポロ珈琲館(本社・江別市)は、築93年の古民家を利用した「サッポロ珈琲館北円山店」(札幌市中央区北6条西20丁目1-5)をリニューアル、あす2024年5月12日(日)に「Cafe&Bakery KOUHUKU(珈福)」をプレオープンさせる。翌13日(月)がグランドオープンとなる。(写真は、2024年5月12日にプレオープンする「Cafe&Bakery KOUHUKU」)
(写真は、当時の造作を残した店内)

「サッポロ珈琲館北円山店」は、昭和6年(1931年)に建築された、2階建ての古民家を利用したカフェ。この古民家は、大学教授が学生たちに下宿として使わせていたもので、珈房サッポロ珈琲館は窓や柱、2階に繋がる階段など、当時の造作を極力生かして1995年5月から「サッポロ珈琲館北円山店」として営業してきた。

(写真は、「Cafe&Bakery KOUHUKU」の店舗名プレート)

 今回、同店を2024年3月15日で一旦閉店。内装を一部リニューアルして店舗名も「Cafe&Bakery KOUHUKU」に変更、オープンすることになった。「KOUHUKU」は同社が展開している就労継続支援B型事業所「珈福(こうふく)」、サッポロ珈琲館「珈福セカンド」(いずれも札幌市西区八軒1条西3丁目1-63)から引用した。店内では、1人用のカウンターを増やしたほか、コーヒー豆販売も旧店舗と同様に行う。さくら生花(札幌市東区)の著名フローリストが制作したドライフラワーを店内装飾に利用、空間に彩を添えている。

(写真は、店内を彩るドライフラワー)

 コーヒー、ティーなどドリンク各種とワッフルやクロッフル、アイスクリームなどスイーツ、全粒粉を使ったトースト、サンドイッチを提供する。店舗で利用するカップは、道内陶芸家が作ったものを使用、展示カップの販売も行う。珈房サッポロ珈琲館の伊藤大志・執行役員統括部長は、「築90年を超える古民家の空間で、ゆったりとした時間を過ごしてほしい」と話している。

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