北海道経営未来塾第8期修了式、クレタ石亀裕晃氏「実感した“自分と未来は変えられる”」

経済総合

 官民協同で北海道の若手経営者を育てる「北海道経営未来塾」(実行委員会主催)の第8期の修了式が、2024年3月19日に札幌市中央区の札幌パークホテル1階テラスルームで開催された。(写真は、北海道経営未来塾第8期修了式)

 修了式では、長内順一塾長(元ニトリ特別顧問、未来経営研究所社長)から第8期の塾生37人に修了証書が手渡され、継続塾生ではない新人塾生16人には、恒例の獅子のブロンズ像が贈られた。第8期は、これまで設けていた塾頭ポストを廃して運営事務局を設置、運営委員の意見などを反映した塾運営を行った。また、3年目となる少人数ごとのグループ講座では、利尻島や網走市、西胆振地域、泊原発見学など地域での勉強会も行った。

 長内塾長は、式辞で「チャンスは無限にある。チャンスを掴みチャレンジしていくことが大切だ。学んだことを行動に移し、自分の成長、会社の成長、地域の振興に生かしてほしい」と述べた。鈴木直道北海道知事がビデオメッセージで祝辞を述べたほか、札幌市の天野周治副市長は、「今回得た知識や経験をそれぞれの企業に持ち帰っていただき、企業のさらなる発展に役立ててもらいたい」と述べた。

(写真は、新人塾生の代表者に贈られた獅子のプロンズ像)

 続いて、グループ講座の講師を務めた北洋銀行の石井純二顧問が登壇。石井氏は、アップル共同創業者の一人、スティーブ・ジョブズが2005年にスタンフォード大学卒業式で行った来賓スピーチの一節を紹介、「ステイ・ハングリー、ステイ・フーリッシュの意味するところは、現状に満足せず、未来に向けて常識や多数派に紛れず、自分の決めた道を求め続けること。まさしくイノベーションの真髄。皆さんは、今後さまざまな難局に直面することがあっても、この気概をもって克服してほしい」とエールを贈った。

(写真は、塾生代表として謝辞を述べたクレタ・石亀裕晃氏)

 塾生代表として登壇した新車・中古車販売「北海道軽パーク」を展開するクレタ(本社・苫小牧市)の石亀裕晃執行役員は、「私は未来塾に5年間参加させていただいたが、塾長が言われる『継続は力なり、自分と未来は変えられる』の言葉を身をもって実感した。変化の激しい時代に、未来塾の塾生一人ひとりが新しい時代を切り開き、地域に貢献していくことを決意の言葉としたい」と謝辞を述べた。

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