スペランツァ/風土.グループ石濱克敏代表取締役が挑む海鮮丼の新バージョン

経済総合

 そびえ立つエビに溢れるようなサーモンとイクラーー味と見た目にこだわった海鮮丼専門店「すしどんぶり」が、あす2024年1月18日(木)、札幌市中央区南3条西5丁目の「からくさホテル札幌」1階にオープンする。海鮮丼の新バージョン店舗の登場となりそうだ。(写真は、エビ・イクラ・サーモン・サーモンたたきの「札幌プレミアム丼」)

 店舗の正式名称は、「札幌海鮮丼 すしどんぶり」。運営するのは、スペランツァ/風土.グループ(本社・札幌市中央区、スペランツァはイタリア語で希望の意)。同社は、現代表取締役の石濱克敏氏(50)が2001年に兵庫県尼崎市で起業したIT系スタートアップだったが、2007年に札幌に本社を移し、飲食事業に業種転換した、変わり種の企業。現在は、「かすうどん風土.」や会員制焼肉屋、ラーメン屋、そば屋など札幌を中心に12店舗を展開しており、全国の北海道物産店への出展やEC販売なども手掛け年商約15億円。

 今回、海鮮丼専門店を出店したのは、「定番人気の海鮮丼を差別化して提供したかったから」(石濱氏)という。「多くの海鮮丼は、新鮮な素材を切ってシャリにのせているだけ。調理という考え方があまりないジャンルなので、そこに斬り込もうと」(同)。

(写真は、スペランツァ/風土.グループの石濱克敏代表取締役)

 自社開発した酢と、それを利用した酢飯(ななつぼしをブレンドしたコメ)、その酢飯と海鮮に合う自社開発の醤油を使い、定番人気の海鮮丼に新風を吹き込もうというわけだ。見た目にもこだわり、エビやイクラ、中トロ、サーモン、ウニ、カニなどを溢れんばかりに盛り付けている。

(写真は、代表的な海鮮丼5種類)

 冒頭写真の「札幌プレミアム丼」(3990円税込み)を目の前にすると、「完食できるだろうか」という不安がよぎるが、少し甘めの酢飯にきりっとした醤油が食欲をそそり、海鮮のひと切れ、ひと切れが口の中に次々と運ばれていき、不安は杞憂に終わる。提供する海鮮丼は30種類、1日5食限定の山盛り「バラちらし丼」もある。一品料理では釧路町昆布森沖、仙鳳趾(せんぽうし)のカキなども提供する。スイーツやアルコールの飲み放題30分1000円も用意する。海鮮丼の新バージョンを提供する「札幌海鮮丼すしどんぶり」、インバウンドや地元客にも新しい気づきをもたらしそうだ。

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