テナントビル、賃貸マンションの桂和商事(本社・札幌市中央区)は、自社所有の旧「北洋銀行すすきの支店」ビル(同市中央区南5条西3丁目3)の解体工事に着手した。解体後は時間貸し駐車場として活用、数年後に飲食店ビルなどの建設を検討している。(写真は、解体工事が始まっている旧「北洋銀行すすきの支店」ビル)

 桂和商事は、2021年3月に、旧「北洋銀行すすきの支店」の土地建物を取得した。「すすきの支店」は、1968年に前身の北洋相互銀行時代に竣工した地下1階、地上3階建て、延べ床面積約363坪(約1200㎡)の建物。敷地面積は約128坪(約422㎡)。同支店は、2020年10月ブランチ・イン・ブランチの形式で「札幌南支店」内に移転、空きビルになっていた。

 桂和商事は、建物取得後もリニューアル工事などを行わず、遊休状態のまま保有していたが、このほどグループ会社の桂和ビルが注文者になって建物の解体工事に入った。解体事業者は、資源リサイクル事業道内大手、鈴木商会(本社・札幌市中央区)のグループ会社、MEGURU(同・同市東区)。解体期間は2024年3月31日まで。解体後には、時間貸し駐車場として有効利用する。桂和商事の担当者によると、「飲食店ビルの建設を含め複数の活用策を検討中」としている。


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