高級食パンの銀座仁志川(本社・東京都中央区)がFC(フランチャイズ)展開する「銀座に志かわ苫小牧店」(苫小牧市拓勇東4丁目2-6)が、2023年11月15日(水)に営業を終了する。オープンから約4年、高級食パンブームが下火になってきた中で閉店する。(写真は、「銀座に志かわ」の高級食パン)
「銀座に志かわ」は、2018年9月に東京銀座に1号店を出店した高級食パンの専門店。食パンを仕込む際に使う水をアルカリイオン水にして、カナダ産小麦粉を使用、はちみつや生クリーム、バターを配合することで独特の甘さを出している。『絹のようなしっとりした耳、淡雪のように口どけのほんのり甘い食パン』がキャッチコピー。1号店を出店してから、全国でフランチャイズ店舗を増やしていった。
北海道1号店は、2019年11月25日にオープンした「札幌琴似店」(札幌市西区琴似2条3丁目1-1)。以降、同年12月3日に「北見店」(北見市)、同年12月20日に「苫小牧店」、2021年7月6日に「釧路店」(釧路市)がオープンした。それ以降は新規の出店はなく、道内4店舗の体制だった。いずれもFC店舗。今回、閉店する「苫小牧店」は結(苫小牧市)が運営している店舗。
高級食パンブームは下火になってきている。先駆けて参入した「乃が美」は、札幌にあった3店舗を閉店、「ベーカリー・ワンカラット」、「ル・ミトロン食パン」、「嵜本」も札幌から撤退している。高級食パン業界は正念場を迎えている。