オフィスビルや賃貸マンションを展開するキタコー(本社・札幌市)は、札幌市豊平区の旧阿部ビルを取得、富裕層向けの介護付き有料老人ホームを建設する。旧阿部ビルは既に取り壊され更地になっているが、キタコーは8月から建設を始め来年夏にも完成させる考え。立地場所は、国道36号線の豊平橋東岸に位置する。総投資額は約20億円。(写真は、キタコーが富裕層向けの介護付き有料老人ホームを建設する旧阿部ビル跡地。右の建物はルネッサンスホテルサッポロ)
キタコーは、昨年12月に阿部ビルを取得、建屋の解体作業を進めてきた。現在は、更地になっており敷地面積は約800坪。豊平川の東岸に位置し、国道36号線に接しているなど利便性の高い立地。
キタコーは、ランドネクサス(本社・横浜市)と提携してここに介護付き有料老人ホームを建設する。ランドネクサスは、東京や神奈川、仙台に9ヵ所の有料老人ホーム『ネクサスコート』を運営しており、札幌市内にも3ヵ所運営、キタコーとは『ネクサスコート真駒内』で既に実績がある。
提携2棟目となる建物は、建坪250坪で8階建て、120戸を予定。1部屋は20㎡程度で1人部屋と2人部屋を揃え、24時間看護師が常勤する有料老人ホームになる。1階には医療施設をテナント誘致する。
敷地800坪のうち250坪を使い建物を建設、他のスペースは国道側にコンビニエンスストアを設置、他は駐車用にする。
土地取得費を含む総投資額は20億円程度になる。キタコーでは、今年8月ころに設計を終えて建設に入り、来年夏完成を目指す。