土屋ホールディングス(本社・札幌市、以下土屋HD)は、苫小牧市はまなす町にメガソーラー施設を建設する。発電容量は1・24メガ㍗で一般家庭約400世帯分。既に着工しており7月末に完成、北海道電力に全量売電する。投資額約3億8000万円。土屋HDにとって札幌市のさとらんど隣接地のソーラー施設に次いで2ヵ所目。(土屋HDが建設するメガソーラー施設の用地=写真左。パークゴルフ場の北側隣接地に当たる=写真右)
土屋HDは、苫小牧市が募集していた「苫小牧はまなす地区メガソーラー候補地」に応募して選定され、今年1月末に苫小牧市土地開発公社と20年間の賃貸借契約を結んだ。場所は、同市はまなす町2丁目でNPO法人はまなすクラブ・パークゴルフ場の隣接地で広さは約2・8ha。
昭和シェル石油のグループ会社であるソーラーフロンティアの太陽光モジュール7800枚を使用し発電容量は1・24メガ㍗。年間の発電量は約131・2万㌔㍗時を想定している。
土屋HDは8日から建設に入っているが、現地は地耐力が弱く基礎工事に不向きなため、架台の設置にはパイルを土中深くに埋め込む工法を採用。工期短縮やコスト削減で基礎工事を行うよりも効果があるという。架台の高さは1m、設置角度は40度とする。
6月末に太陽光モジュールの設置を完了し7月に電気設備工事を終えて同月末から発電を開始する。
土屋HDは3月下旬から札幌市のさとらんど隣接地で2メガ㍗のメガソーラー施設『土屋ソーラーファクトリー札幌』を稼働させている。苫小牧市の施設は7月末から『同ファクトリー苫小牧』として本格稼働させる。今後、最適な土地があれば道内各地に『ソーラーファクトリー』を建設、同社の子会社が施工販売する戸建て住宅等への太陽光発電導入に結び付けていく。