北海道コンフェクトグループ(札幌市中央区)のユートピアアグリカルチャー(以下、UA社、同・沙流郡日高町)は、自分で炙って仕上げる体験型チーズケーキ「MELTY MAGIC(メルティマジック)」を開発、2023年4月20日(木)からオンラインショップ限定で販売を開始する。専用のミニバーナーで、カラメルを炙って仕上げるブリュレ(焦がす)チーズケーキで、UA社は、「CHEESE WONDER(チーズワンダー)」に次ぐブランドとして成長させる。※動画はこちらの画像↓をクリックしてご覧ください。


(写真は、炙って仕上げる「MELTY MAGIC(メルティマジック)」)

 UA社は、放牧酪農と平飼いの養鶏を行い、牛乳・乳製品や卵とその加工品などを北海道コンフェクトグループのきのとや、千秋庵製菓、Kコンフェクトなどに供給している。日高町にある牧場では約80頭の牛を放牧、新冠郡新冠町の養鶏場では約6000羽、札幌市中央区の盤渓農場では約1000羽を飼育している。牛乳、玉子を月1回、定期的に届けるサブスク販売も行っている。

 こうした原材料供給、販売だけでなく、最終製品にも取り組み、2021年1月から「チーズワンダー」の販売を開始。毎週金、土の20時からオンライン限定で販売し、現在は毎週3000箱を販売している。今回、第2弾のオリジナルブランドとして「メルティマジック」を開発、販売することにした。

「メルティマジック」は、2層のチーズムースと2層のダマンドタルトからなっており、最後のカラメル層はお客自身がバーナーで炙って層を作る。チーズムースの1層は、飲むヨーグルトと牛乳をたっぷり入れて水分量を上げ、より溶けやすくしており、あっさりとした今までにない風味がある。もう一つの層は、濃厚なコクのあるチーズムース。ダマンドタルトの1層目は、メレンゲとカスタードクリームを混ぜ合わせたものを焼き上げた生地で、もう一層はクッキー生地。

 商品は冷凍で届き、食べる前に30分から40分間、常温で解凍したうえで、カラメルクラッシュを自分でかけてバーナーで20秒ほど炙ると、表面はパリパリで、中のチーズムースはとろりと溶けたブリュレチーズケーキに変化する。ブリュレ以外にも全解凍、半解凍、冷凍の状態でも食べることができる。

 ユートピアアグリカルチャー代表取締役で北海道コンフェクトグループ代表取締役も兼ねる長沼真太郎氏は、「コロナが明けつつあるが、感動体験を共有したいというお客さまの要望は日に日に高まっていると感じている。作る喜びを味わって共有してもらいたいという思いから、1年半をかけて開発した。お客さまに最終工程を委ねるチーズケーキは、これまでになかったのでお菓子の進化版として成長させたい」と話している。

 公式オンラインショップ限定で4月20日から、毎週木曜日20時から数量限定販売する。週300箱(5個入り、税込み3280円+送料)からスタートする。ミニバーナーも別売りする。


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