MMSマンションマネージメントサービスがJRA函館競馬場の機械設備保守業務を受注、官公需分野の市場を積極開拓

経済総合

 民間マンションの総合管理を行っているMMSマンションマネージメントサービス(本社・札幌市)は、JRA函館競馬場の設備保守業務を受注した。エレベーターなど機械設備の総合保守業務で同社がJRAの業務を手掛けるのは初めて。今後、こうした特殊法人など官公需分野で事業を拡大していく。(写真は、MMSマンションマネージメントサービスの本社がある自社所有のエスワンビル=札幌市)
 
 MMSマンションマネージメントサービスがJRAから受注したのは函館競馬場の設備保守。今年1月の入札で数千万円を提示し落札した。期間は1年間。
 
 函館競馬場は、3年前にスタンドをリニューアルしている。エレベーターや機械設備全般の保守点検を行う。同社の函館支店の要員が担当する。
 
 同社は、民間マンションの総合管理を行っているが、地場デベロッパーによるマンション建設は戸数が限られ市場が広がっていない。このため、苫小牧市の道営住宅や札幌市営住宅の指定管理業務、UR賃貸住宅団地の総合管理業務などに進出し官公庁分野に市場を広げている。
 
 JRA函館競馬場の設備保守業務もこの一環で、今後特殊法人を含めた公的団体の総合管理や設備保守分野の受注にも力を入れる。
 
 民間マンション分野では、同社が総合管理を行っているマンションの修繕工事を元請けとして入札を行い、透明性のある業者選定をするコンストラクションマネージメント(CM)が増えている。CMのニーズが強いことから、同社はこの分野のスタッフを増員し対応している。

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