全国均一319円の焼鳥屋「鳥貴族」が北海道初上陸、4月下旬「すすきの店」オープン

経済総合

 東京証券取引所プライム市場に上場している、鳥貴族ホールディングス(HD、本社・大阪市浪速区)の子会社鳥貴族(同・同)は、2023年4月下旬に北海道1号店となる「鳥貴族すすきの店」(札幌市中央区)をオープンさせる。鳥貴族は昨年10月に九州初出店しており、本州以外でも店舗網を広げる。(画像は、「鳥貴族」の店舗内観)

 鳥貴族は、全国均一の全品319円(税込み350円)で焼鳥を提供するチェーン。1985年から関西エリアを中心に店舗展開、2005年に東京に進出して以降、関西、関東、東海に店舗を増やし、2022年10月には九州に初上陸した。2023年1月末の店舗数は621店舗(直営389店舗、カムレードチェーンは232店舗。※カムレードとは同志の意味で一般的なフランチャイズのこと)。

 2014年から主要食材の国産調達比率を高める「国産国消」を開始、2016年10月からは使用食材を100%国産化している(※加工食品は最終加工国が日本の場合、法令で国産として扱う。加工に使用する食品原料には外国産も含まれている)。

 北海道初上陸となる「すすきの店」は、南4条西3丁目1-1、第3グリーンビル1階にオープンさせる。運営するのは、アイビス(本社・札幌市西区)。同社は札幌市内で「牛角」のFC(フランチャイズ)展開などを行っており、鳥貴族のカムレードチェーンに加入して運営する。

 鳥貴族HDの2022年7月期は、売上高202億8800万円、営業損失24億3300万円だったが、助成金収入44億1100万円によって経常利益は19億6800万円、純利益11億3400万円だった。2023年1月には、「やきとり大吉」のフランチャイズ(FC)展開をするダイキチシステム(本社・大阪市中央区)が子会社になった。「やきとり大吉」は、独立経営者が運営する店舗では、道内には14店舗ある。

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