スターバックスコーヒージャパン(本社・東京都品川区)は、札幌市厚別区の商業施設「新札幌サンピアザ」内に出店する。「スターバックスコーヒー」は札幌市内に23店舗を展開しているが、厚別区には店舗がなかった。オープン時期は現時点では不明だが、早ければ3月下旬頃になりそう。(写真は、新さっぽろサンピアザ光の広場)
「スターバックスコーヒー」は、北海道に46店舗を出店している。そのうち札幌市内では約半分の24店舗を展開。区別に見ると、中央区が13店舗と最も多く、東区3店舗、清田区と西区、豊平区のが各2店舗、南区、白石区の各1店舗と続いている。市内10区のうち、厚別区、手稲区、北区は、スターバックスコーヒーの空白区だった。
これら3区のうちで、最も早く“ゼロスターバックス”区を返上することになったのが厚別区。同区ではロードサイド店舗の立地条件も整っているが、スターバックスコーヒージャパンは地下鉄新さっぽろ駅やJR新さっぽろ駅のターミナル商業施設内へのインショップ展開を決めた。
新札幌地区では、大和ハウス工業(本社・大阪市北区)が市営団地跡を大規模複合開発して「マールク新さっぽろ」を2023年11月に全面開業させる。商業棟の「BiVi新さっぽろ」2階には飲食フロアも整備されるが、「スターバックスコーヒー」はそちらには出店せず、1977年6月にオープンした「サンピアザ」内への出店を決めた。
出店場所は、明らかになっていないが、「スターバックスコーヒー」の商業施設内へのインショップ展開では飲食ゾーンへの出店が多いことから、1階光の広場の空き店舗(「アンド スウィーツ!スウィーツ!ビュッフェ!アリス」跡)の可能性が高い。隣は、2022年7月にオープンした「バーガーキング新さっぽろサンピアザ店」。ただ、1階には「宮越屋珈琲サンピアザ店」、「タリーズカテプリ新さっぽろ店」があるため、他階の閉店店舗に出店することも考えられる。出店場所が確定次第、続報する。