新幹線札幌駅改修工事で「駅近カフェ」激減、「カフェ・ド・クリエ」は受け皿になるか

経済総合

 北海道新幹線受け入れ工事のためJR札幌駅は、大改修の真っ只中。通路や駅近商業施設の閉鎖が相次ぎ、気軽に立ち寄れるカフェも激減した。そうした中で、駅北口の新築テナントビル1階に「カフェ・ド・クリエ札幌駅北口店」が12月6日にオープンした。駅近カフェ利用者たちの受け皿になれるか。(写真は、12月6日にオープンした「カフェ・ド・クリエ札幌駅北口店」)

 札幌駅改修工事の影響は、大きい。商業施設の多くは、閉店になり、通路のみしか利用できないところもあちこちにあって、殺風景な印象が強まっている。気軽に立ち寄れるカフェも、「ドトールコーヒーJR札幌駅北口店」、「サンマルクカフェサツエキBridge店」、「スターバックスコーヒー札幌パセオ店」、「宮越屋珈琲札幌パセオ店」、「サンローゼパセオ店」などが相次いで閉店した。

 そんな中で、久々の新店が誕生した。「珈琲館」や「カフェ・ベローチェ」などを全国展開しているC-United(本社・東京都港区)のグループ会社、ポッカクリエイト(同・同)の「カフェ・ド・クリエ札幌駅北口店」(札幌市北区北6条西4丁目2-7)。じょうてつ(本社・札幌市白石区)が今年9月に竣工させた、JR札幌駅北口の「J1札幌北口ビル」の1階に入った。

「カフェ・ド・クリエ」は、ヨーロッパの雰囲気を醸し出したセルフサービスのカフェチェーンで、全国に200店舗を展開。北海道には2014年4月に「札幌道新ビル店」(中央区)に1号店を出店、「札幌西11丁目店」、「札幌オーロラタウン店」、「JRイン札幌北2条店」(いずれも中央区)を展開しており、「札幌駅北口店」は5店舗目。

 ポッカの名前がついているのは、サッポログループの会社だったから。今年2月にC-Unitedがサッポログループ食品(本社・東京都渋谷区)から株式を取得、C-Unitedのグループになった。ともあれ、「駅近カフェ」激減の札幌駅で、「カフェ・ド・クリエ」は店名通り「カフェ文化を創造する」ことが期待されている。

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