北海道弁「なした」から取ったコワーキングスペース「ナシタ」、網走中央商店街にオープン

経済総合

 網走市の網走中央商店街の空き店舗に、コワーキングスペース「ナシタ」がオープンした。北海道弁の「どうしたの」を意味する言葉「なした」から引用した名称で、市内のビジネスマンや社会人、出張で網走を訪れる人たちに使ってもらうのが目的。(写真は、網走中央商店街にオープンたコワーキングスペース「ナシタ」)

 網走では、コロナ禍でも民泊物件が登場し、札幌や東京から民泊を利用する人たちも増えている。また、網走市役所の新庁舎が同商店街に隣接して建設が始まっており、完成後に人の流れが変わることを見越して空き店舗を利用しようという動きも増えている。

 今後、ビジネスマンや飲食店経営者、社会人などの往来が増えていくことが期待されるため、網走中央商店街や日専連オホーツクあばしりなどが出資するまちづくり会社、まちなか網走がコワーキングスペース「NASCITA(ナシタ)」(南4条西1丁目5)を10月に開設した。

 この商店街で営業していた旧大作時計店跡の1階を利用したもので、広さは約200㎡。「ナシタ」は、不思議な帽子がトレードマークになっているが、この帽子は網走港にある「帽子岩」をモチーフにしている。

 営業日は月曜日から金曜日で、営業時間は9時~17時、1人1時間300円、3時間600円、1日1000円で利用できる。その他にも固定席1ヵ月1人1万円、ミーティングルーム3時間5000円、企業スペース月2万円などさまざまなプランがある。「ナシタサポーター会員」も年間1万円で募集している。出張や旅行の情報収集、ワーケーションの仕事場などの利用を想定している。

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