北海道でも増えている濃厚ながら食べやすい「横浜家系ラーメン」。2017年にオープンした旭川市の「武田家」が、いよいよ札幌に進出する。2022年1月上旬、「札幌すすきの店」がオープン、ススキノでも「横浜家系ラーメン」の進出が本格化してきた。(写真は、「横浜家系ラーメン武田家 札幌すすきの店」の出店場所)
「横浜家系ラーメン武田家」を展開しているのは、旭川で中古車販売業などを展開しているビッグツリー(本社・旭川市)。関東圏で「横浜家系ラーメン町田商店」を展開するギフト(同・東京都町田市)のプロデュース支援を受け、道内でオリジナル屋号の「横浜家系ラーメン」を展開している。旭川市内の「武田家」と「織田家」、帯広市内の「真田家」、江別市内の「黒田家」、苫小牧市内の「前田家」も展開している。
今回、1月上旬に「武田家札幌すすきの店」を、札幌市中央区南4条西5丁目8-8のアイビル4・5の1階にオープンさせることになった。この場所では、2016年8月3日に「ツルハドラッグすすきの店」がオープンしたが、コロナ禍のインバウンド需要蒸発に伴い、2020年12月31日に閉店、以降は空き店舗状態だった。ビッグツリーは、この場所に居抜きで店舗を設ける。
直系の「横浜家系ラーメン」の店舗は、直営やFC(フランチャイズ)などに関わらず、競合店を出店しないという暗黙のルールがある。ただし、事前に出店を申し出ればその限りではないとされる。道内で近接しているのは、苫小牧市の事例。ギフトの流れを汲むビッグツリーの「横浜家系ラーメン前田家」とトイダック(本社・神奈川県大和市)の流れを汲む「横浜家系ラーメン魂心家」が近くに店舗を構えている。このケースは、事前の申し入れがあったとされている。