明治39年創業の「月寒あんぱん本舗」を展開する、ほんま(本社・札幌市豊平区)は、きょう12月24日に「月寒総本店」(同区月寒中央通8丁目1-10、月寒中央ビル1階)をリニューアルオープンした。約1ヵ月間休業、品揃えや内装を変更し、年末に向け需要が増える切り餅なども揃える。(写真は、「月寒あんぱん本舗・月寒総本店」)

「月寒あんぱん本舗」は、北海道小豆100%のこしあんを薄い生地で包んだ「月寒あんぱん」のほか、ドーナツや焼き菓子を展開。新商品として北海道産バターを練り込んだクッキー生地であんを包んだ和スイーツの「LUNAN」(ルナン=月とあんを兼ねたネーミング)もラインナップしている。「月寒総本店」は、2015年10月にリニューアルしたが、今回は6年ぶりに大幅リニューアル。什器を入れ替えたほか、親しみやすく、寄ってみたくなるような暖色系の色使いを多用した。売り場面積は約13坪。

 ほんまの菓子は、約8割がスーパーなど量販店向けの卸分野で、残り2割が「月寒総本店」の直営分野。コロナ禍により、「月寒総本店」の主力客層である年配客の来店頻度が落ち、直営の売り上げは戻っていない。こうした中で、陳列方法などを徹底して見直し、年配客だけでなく学生や子育て層でも気軽に立ち寄れるような店舗空間を醸し出すようにした。

 リニューアルオープンセールとして、12月24日から同月31日(金)まで、買い上げ総額の20%引きを実施する。ほんまの本間幹英社長は、「店舗限定のどら焼きや中華まんじゅうのほか、お得な目玉商品を揃えるなどして地元の方が気軽に立ち寄れるようなお店にリニューアルしました。全商品にあんこが入っており、文字通りあんこ博覧会のようなお店になりました」と話している。



16人の方がこの記事に「いいんでない!」と言っています。