「セカンドストリート伊達店」11月20日開業の裏にちょっとしたストーリー

経済総合

 総合リユースショップ「セカンドストリート」を展開している、ゲオホールディングス(HD、本社・名古屋市中区)の子会社セカンドストリート(同・同)は、11月20日(土)に「セカンドストリート伊達店」(伊達市末永町66ー1)をオープンさせる。胆振管内では苫小牧、室蘭に次ぐ出店で、北海道の店舗数は45店舗になる。(写真は、営業していた頃の「ディノスパーク伊達」)

 出店場所は、今年8月31日に閉店した「ディノスパーク伊達」跡。古着や生活雑貨、家具、家電などの総合リユースショップとして11月6日(土)にプレオープン、同月20日にグランドオープンの予定。
 
 閉店した店舗跡への居抜き出店だが、今度の出店は何やら因縁めいている。というのは、この店舗の最初のスタートは、ゲオHD子会社ゲオ(同・同)が展開する「ゲオショップ」だったからだ。ゲオHDは2005年9月にスガイディノス(本社・札幌市中央区)を子会社化。「ゲオショップ」は2009年に「ゲオパーク伊達」としてゲームセンターに転換された。2014年、スガイディノスの親会社がゲオHDから健康コーポレーション(現RIZAP、本社・東京都新宿区)に変わり、名称は「ディノスパーク伊達」に変更された。2018年12月、スガイディノスは地場資本にM&Aされ、ようやく落ち着くかにみられたが、今年8月31日でゲームセンター転換から12年で営業を終了した。

 運営会社の変遷で落ち着かない店舗展開だったが、今回、「セカンドストリート」が出店。先祖返りのように、最初の店舗を運営していた、ゲオHDグループが戻ってくるという不思議な巡り合わせになった。

「セカンドストリート」は、全国に約770店舗を出店しており、北海道は札幌市の24店舗のほか、旭川市4店舗、北見市、釧路市、函館市各2店舗、恵庭市、千歳市、苫小牧市、帯広市、石狩市、岩見沢市、小樽市、滝川市、江別市、室蘭市各1店舗の計44店舗ある。新規建物への出店もあるが、圧倒的に閉店店舗跡への居抜き出店が多い。居抜き出店の多い「セカンドストリート」には、こんなちょっとしたストーリーが多く隠されているようだ。

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