八百屋ベンチャーのやお八(本社・札幌市東区)は、札幌市内8店舗目となる「ヤオハチ札幌麻生店」(北区北39条西5丁目1-1)を9月1日(水)にオープンさせる。野菜を軸に魚類や肉類も扱う食のセレクトショップで、オープンを記念して当日1000円以上購入したお客に先着100人限定でぶどうをプレゼントする。(写真は、「ヤオハチ札幌麻生店」の出店場所)
やお八が展開する「ヤオハチ」は、市場や卸を介さない独自ルートで仕入れた野菜を買い求めやすい価格で提供する八百屋ベンチャー。コメの通販専門店「米のさくら屋」(本社・札幌市東区)を創業して実績を積んできた藤川欣三氏(40)が起業して今年3月に出店を開始、今回の「札幌麻生店」は8店舗目となる。内訳は、直営店舗が「栄町店」(東区)、「南平岸店」(豊平区)、「札幌麻生店」の3店舗、FC(フランチャイズ)店舗が「みかほ店」(東区)、「二十四軒店」(西区)、「白石店」(白石区)、「豊平店」(豊平区)、「中央店」(中央区)の5店舗。
「札幌麻生店」は、地下鉄麻生駅すぐの立地で、今年5月31日に閉店した「ローソン札幌麻生駅南口店」跡への居抜き出店。店舗面積は約37坪(約125㎡)。近くには地域密着型の八百屋をスローガンにしている札幌丸協青果(本社・札幌市東区)の「八百丸麻生店」があり、八百屋専門店同士の競争が始まる。
これまでの「ヤオハチ」では、野菜と農産加工品のみの取り扱いだったたが、「札幌麻生店」では根室などから直接仕入れた秋サケや秋ホッケなど季節の鮮魚5種類や肉類10種類も揃える。産地や価格情報に加えておすすめの食べ方などスタッフのひとことを添えた手書きのPOPも設置、温かみのある店内の雰囲気を醸し出すように工夫する。やお八は、札幌市内に早期に10店舗まで増やし、その後は関東でFC展開を強化、25年には50店舗まで拡大する方針。