道内からニトリホールディングスやアインホールディングスのような全国的な企業を率いる経営者を育てようと、産官が協同で取り組んでいる北海道経営未来塾(塾長・長内順一未来経営研究所社長)の第6期(2021年度)入塾式が、札幌市中央区の札幌パークホテル1階テラスルームで行われた。コロナ禍の影響で当初予定から1ヵ月遅れとなり、第1回講座と併せての開催となった。(写真は、北海道経営未来塾第6期入塾式)
(写真は、塾頭として決意を述べる日成工機・森本千晶代表取締役)
第6期の塾生は35人。1期から5期までの未来塾経験者が22人で初めての塾生は13人。年代別には30歳代18人、40歳代17人で札幌市内が15人、札幌市以外が20人となっている。長内塾長が、塾生一人ひとりに入塾証書を手渡した。
コロナ禍のため来賓出席はなく、菅義偉首相がビデオメッセージで祝辞を述べたほか、鈴木直道北海道知事、秋元克広札幌市長、岩田圭剛札幌商工会議所会頭、安田光春北洋銀行頭取、笹原晶博北海道銀行頭取の祝辞が代読された。
長内塾長は、「環境が変わり、時が変わっても、変わらないのは『信頼』とそれを裏付ける『人間力』だ。それらを磨いていくのが未来塾の目的。逆境の中で新たな決意と行動力で、『自分と未来は変えられる』を実践してほしい」と式辞を述べた。
続いて、塾生代表の塾頭に選ばれた日成工機(上川郡当麻町)の森本千晶代表取締役が、「塾生は自社の安泰を得るためにここに集っているのではない。世のため人のため、世界へ打って出る企業に成長するためにここにいる。失敗を恐れず挑戦を続けていきましょう」と自らを鼓舞するように挨拶した。
入塾式後には第1回講座が開催され、アインホールディンクスの大谷喜一社長が『成長への挑戦』をテーマに講演、塾生との交流講座も行われた。※大谷社長の講演内容は後日掲載します。