「手打ちそば さくら」、千歳市みどり台北の人口増加地区に新規出店

経済総合

 手打ちそば「さくら」を展開するスリーサークル(本社・札幌市清田区)は、2021年7月に「千歳店」をオープンさせる。「さくら」5店舗目で初めて札幌市以外に出店する。(写真は、建設中の「手打ちそば さくら千歳店」)

 出店場所は、千歳市みどり台北5丁目4—1で、現在は店舗の建設中。みどり台北地区は、千歳市中心部から離れた住宅地で人口が増加している地区。この地区は全国一のマンモス小学校として知られる市立北陽小学校(児童数は21年4月現在で1490人)の校区内にあり、22年4月には北陽小学校を分離する形でみどり台北小学校が開校する。みどり台北5丁目3—1では現在、同小学校の校舎や講堂の建設が進められているが、「さくら」の出店場所は、その西隣に当たる。

 スリーサークルは、07年12月に手打ちそばさくら「平岡本店」(札幌市清田区平岡公園東1丁目12—5)を開業。その後「手稲明日風店」(手稲区明日風2丁目17—1)、「月寒店」(豊平区月寒東3条11丁目1、ブランチ札幌月寒内)、「北7条店」(東区北7条東3丁目15—30)を出店してきた。「大通店」(中央区南1条西4丁目5、大手町ビル地下1階)も出店していたが、20年9月に閉店しており、店舗は郊外店が中心になっている。

 コロナ禍で飲食店の打撃は大きいが、都市部に比べて郊外立地の店舗は比較的影響が少ないと言われている。スリーサークルが出店する千歳市みどり台地区は、郊外に位置し、人口増加が今後20年近く続くとみられるほか、新興住宅地のため付近には外食店舗が少ないなど出店環境は整っている。「千歳店」は、今後の店舗展開の試金石になりそうだ。

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