回転寿司チェーンの「くら寿司」が、2021年夏に札幌に出店する。出店場所は、札幌市西区八軒6条西10丁目で、すでに店舗の建設工事が始まっている。「くら寿司」は、北海道に進出することで全国展開を実現する。(写真は、「くら寿司」が出店する札幌・八軒の予定地)

「くら寿司」は、東証1部上場のくら寿司(本社・大阪府堺市)が展開している回転すしチェーン。2021年3月末の国内店舗数は、484店舗。21年10月期には国内25店舗以上と前期と同様の出店を予定しており、北海道出店は既定路線だった。出店場所は、下手稲通沿いの富士プリント(本社・札幌市中央区)の工場があった場所。敷地面積は約730坪(2403・64㎡)、土地所有者は現在、太平ホーム北海道(同・同市西区)。店舗の建築主は、くらし寿司の社長名となっており、設計は一級建築士事務所ヤブシタ総合設計(札幌市中央区)、施工は太平ホーム北海道。工期は2021年4月12日から同年8月20日となっている。

「くら寿司」は、コロナ禍の出店に際し、入店から退店まで店員と対面せずにサービスの提供ができる非接触サービスを標準装備した「スマートくら寿司」をスタンダードにする方針。札幌・八軒の店舗も「スマートくら寿司」になるもよう。札幌・八軒への出店について、「現時点では詳細を明らかにできない」(広報)としている。八軒以外にも進出話が出ており、同時出店の可能性もある。

「くら寿司」の出店場所近くには、三ッ星レストランシステム(本社・釧路市)の「なごやか亭 八軒店」(八軒5条西10丁目1ー33)、ゼンショーホールディングス(同・東京都港区)の子会社はま寿司(同・同)の「はま寿司 札幌新道発寒店」(西区発寒12条1丁目2ー25)がある。下手稲通・八軒の回転寿司店舗の競争が激しくなりそうだ。



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