恵庭市内に初の「スターバックスコーヒー」が誕生する。道の駅「花ロードえにわ」(恵庭市南島松817-18)の隣接地に年内にもオープンするもので、建設中のホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット・北海道恵庭」などを含めて道の駅周辺が大きく変貌する。(写真は、「花ロードえにわ」)
恵庭市は、道の駅「花ロードえにわ」周辺と旧保健センター周辺の約6・1haを、「花のまち」として知られる恵庭市の花観光を推進する拠点、「はなふる」として整備する事業を進めている。2007年から「花ロードえにわ」敷地内にオープンしていた恵庭農畜産物直売所「かのな」が、20年4月に同じ敷地内に移転したことから、旧直売所跡地の有効活用を模索。
このほど、改正都市公園法で創設された「都市公園内において収益施設と周辺園地を一体的に整備する民間事業者公募制度」(パークPFI)を活用して跡地の運営事業者を公募。2つの応募法人のうち選定委員会で「スターバックスコーヒー」案を選定した。
選定された事業者は、総合不動産開発のアルファコート(本社・札幌市中央区)、スターバックスコーヒージャパン(同・東京都品川区)、まちづくり・地域づくり支援会社、KITABA(同・札幌市中央区)の共同体。3社は、木造平屋建て、延べ床面積約280㎡の建物を建設し、年内にもドライブスルー併設の「スターバックスコーヒー」をオープンさせる。建物内には恵庭市のおむすび店「ゑびす」も22年3月に出店する。
「はなふる」の敷地内では、積水ハウス(本社・大阪市北区)とマリオット・インターナショナルホテルが「フェアフィールド・バイ・マリオット・北海道恵庭」の建設を進めており、22年6月にオープンが予定されている。恵庭観光の拠点として、周辺は大きく変貌を遂げることになりそうだ。