手芸・洋裁用品の老舗専門店「カナリヤ」を展開するカナリヤ(本社・札幌市中央区)が、3月中旬に帯広市内に出店する。「マックスバリュイーストモール店」(東4条南16丁目6)内にテナントとして入るもので、帯広市内初進出。帯広市は、同業のマリエッタの本拠地であるため、手芸・洋裁用品の店舗間競争が活発になりそう。(写真は、「カナリヤ札幌本店」)

 カナリヤは、1930年創業で今年が91年目。生地、洋裁手芸、クラフトの専門店として「札幌本店」(南1条西2丁目)のほか、札幌市内4店舗、「江別店」(江別市)、「岩見沢店」(岩見沢市)、「釧路店」(釧路郡釧路町)の計8店舗を展開している。札幌以外の店舗は、いずれも「イオン」店舗内へのテナント出店。

 一方、マリエッタは1963年に銀座ボタン店として創業し79年に現社名に変更、今年で創業58年。銀座ボタン店時代の77年には札幌に進出、出退店を繰り返して札幌市内には、「マリエッタ札幌西岡店」(豊平区、イオン札幌西岡ショッピングセンター内)の1店舗を展開しているほか、ティーンズ向けバラエティショップの「サンシェル」を4店舗展開している。

 今回、カナリヤは未出店地区だった帯広市内に店舗を構える。帯広圏には「マリエッタ」の「音更店」(河東郡音更町木野大通西17丁目1ー4、ダイイチオーケー店内)と「ラポート白樺店」(帯広市白樺16条西2丁目、ドリームタウン白樺内路面店)のほか、「サンシェル」が2店舗ある。カナリヤは手芸・洋裁用品の老舗専門店としてマリエッタの本拠地に攻め込む。コロナ下の外出自粛で手芸需要が高まっており、帯広での専門店競争が激しくなりそうだ。


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