「カラオケ歌屋」などを展開するタカハシ(網走本社・網走市、札幌本社・札幌市西区)の子会社で「カラオケ&ゲーム」のアミューズメント施設を展開する北東商事(本社・札幌市手稲区)は8日、札幌を中心にベーカリーショップ「ボストンベイク」を運営するボストン(同・同市北区)の全株式を取得、子会社化したと発表した。(写真は、「ボストンベイク札幌本店」)
ボストンは、1984年に「パンの北欧」の役員だった津田彰彦氏が設立した焼きたてパンの製造販売会社。津田氏は代表取締役として事業を36年間続けてきたが、70歳を迎えて事業承継を決断、昨年5月頃から金融機関の仲介で承継先を探していた。
北東商事は、既存事業と重複せず新事業を展開できるメリットがあるほか、「ボストンベイク」の暖簾を守ることもできるため、津田氏と親族が持つ全株式を8日付で取得した。
「ボストンベイク」は、札幌市を中心に道内26店舗を展開しており、屋号を継続して使用、従業員約400人もそのまま引き継ぐ。津田氏は8日付で顧問に退き、社長には北東商事社長の髙橋徹氏が就任した。