どうきゆう(本社・札幌市豊平区)は、直営展開している「とんかつ玉藤」と「ゆであげスパゲティの店チロリン村」を今期(2021年9月期)中に計3店舗新規出店する。(写真は、「とんかつの玉藤・南郷店」)
コロナ禍でも2つのブランドを中心とした外食事業は好調で、20年9月期は前期比8%増の売り上げを確保した。この勢いは続くと判断、出店を積極的に進めることにした。
「とんかつ玉藤」は現在、札幌市内9店舗と千歳市内に1店舗を展開。自社で育てた職人が手掛ける「とんかつ専門店」で、食事とともに接客サービスや施設面の満足度を訴求、激しい競争環境にあって成長を続けている。
新規出店は、「玉藤」店舗のない札幌市内の南区などを想定している。「人材も確保しており、出店場所の土地代など経済条件が合えば一気に出店を進める」(どうきゆうの中西泰司代表取締役)
「チロリン村」は、2016年6月に事業承継して外食事業ブランドに加えており、現在は直営店1店舗(「南2条店」=中央区)とFC(フランチャイズ)店舗6店舗を展開。新規直営店舗は、FC店舗と競合しない立地で出店する。
どうきゆうは、ハワイ・ホノルル市に「カパフル店」を17年2月に出店、こちらもコロナ禍の中、テイクアウト需要が大きく伸びるなど好調。当初2店舗目を前期中(20年9月期)に出店する予定だったが、出店環境が整わず延期しており、こちらも今期中には出店のめどを付ける考え。