菓子製造販売の六花亭(本店・帯広市)が札幌市内で展開していた「新川店」(北区新川3条7丁目557ー3)の閉店に伴う「札幌北店」(北区北31条西4丁目)の新規オープンが12月中旬に迫る中、「札幌北店」の外観が姿を現してきた。六花亭らしい存在感のある建物となっており、新たな路面店として周辺の賑わい創出に期待がかかる。(写真は、青空に映える色使いの「六花亭 札幌北店」)

 六花亭の路面店は現在、帯広市内や札幌市内、函館市内、旭川市内、釧路市内などに16店舗あるが、どの店舗も立地する地域に応じた外観と色使いが特徴的で、地域に溶け込むような風格を漂わせている。

 札幌市内の路面店は、「札幌本店」や「円山店」が中心部に近いものの、他の店舗は郊外に立地している。今回の「札幌北店」は、地下鉄駅から近く中心部と郊外の中間と言えそうな立地。六花亭にとってこうした地域に出店するのは初めてで、「札幌北店」は単独の平屋建て路面店とはせず、同社初のマンション併設型店舗としている。

 建物は、西側の西5丁目・樽川通から見ると高さ15m強の壁のような外観が目に飛び込む。灰色と薄灰色の色合いが入り口の木と1階の出窓をアクセントにして映える。右上には白地の「六花亭」のロゴ文字が建物に安定感を与える。東の日本福音ルーテル札幌北教会側から見ると、建物がマンションを併設していることが分かる。
 目下、オープンに向けて最終仕上げの段階。「札幌北店」は地域の期待にどう応えていくだろうか。


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