札幌市中央区大通西3丁目の北洋大通センター内の商業施設大通ビッセ1階「ビッセスイーツ」に出店している「Bocca(ボッカ)札幌BISSE店」が、8月31日(金)で閉店する。「ビッセスイーツ」では退店が目立っており、今年に入ってからは3店舗目の退店になる。(写真は、「Bocca札幌BISSE店」)
「Bocca札幌BISSE店」は、ハンバーグを中心としたレストラン「びっくりドンキー」を展開するアレフ(本社・札幌市白石区)のグループ会社、牧家(同・伊達市)が展開する直営ショップ。牧家の「白いプリン」や「飲むヨーグルト」、「ソフトクリーム」など人気商品を販売している。2010年5月の大通ビッセオープンと同時に出店していたが、10年目の今年8月31日での退店を決めた。
「ビッセスイーツ」は、駅前通と大通公園が交差するゾーンを北海道のスイーツ発信拠点とする目的でオープン。当初は、札幌の洋菓子「きのとや」、札幌の和洋菓子「月寒あんぱん」、小樽の洋菓子「あまとう」、函館の洋菓子「スナッフルズ」、江別の乳製品「町村農場」、そして「Bocca」の6店舗でスタート。しかし、好立地にあるものの商業施設としては小規模で、各フロアとも集客に苦戦。このため、「あまとう」が17年3月末に退店、「スナッフルズ」も18年8月に退店した。「あまとう」跡には17年12月にベーカリーショップ「Paume(ポーム)」が入った。
20年に入って退店の動きが加速する。「Paume」が3月15日で退店したのに続き、「月寒あんぱん」も同月30日で退店、そして今回、「Bocca」の退店も決まった。これによってオープン当初に出店した6店舗のうち4店舗が退店することになる。継続しているのは「きのとや」と「町村牧場」の2店舗になる。なお、「月寒あんぱん」跡には、今年6月に「大通公園きのとやFARM」が出店している。牧家は、19年8月に出店した直営ショップ「丸の内ビル店」(東京都千代田区、丸の内ビルディング地下1階)も7月20日で退店することにしている。