北海道コカ・コーラボトリング(本社・札幌市清田区)は、同社の自動販売機及びディスペンサーのうち約2000台を対象に抗ウイルス・抗菌施工を7月上旬から実施する。(写真は、商品選択ボタンの塗布施工イメージ)
(写真は、商品取り出し口の塗布施工イメージ=いずれも北海道コカ・コーラボトリング提供)
同社は、自社の自動販売機(缶・PET機、カップ機)やファミリーレストラン、ホテルなどで使われているディスペンサーを定期的にアルコール消毒しているが、さらなる安全・安心に繋がる取り組みとしてヤマモトホールディングス(HD、本社・千葉県松戸市)の抗ウイルス・抗菌ガラスコーティング(Dr.ハドラスコーティング)の塗布施工を行うことにした。
施工箇所は、商品選択ボタンやコイン・札の投入口、おつり・返却口、商品取り出し口など。ヤマモトHDのガラスコーティング剤は、緻密で高純度な無機ガラス膜を作ることでウイルスや菌の増殖を抑制、接触感染を予防できる。安全性もあり効果は5年間持続するという。施工対象は、道内の自販機・ディスペンサーのうち、公共交通機関や病院、福祉施設など公共性の高い施設にある自販機など約2000台で、その後、順次拡大していく。
施工は、北海道コカ・コーラボトリングのグループ企業、北海道コカ・コーラプロダクツ(札幌市清田区)が実施する。このコーティング剤は建物内のドアノブやエレベーターの押しボタン、ベンチ、テーブルなどの除菌、抗菌にも使用できることから、同社は取引先などへのサービス提供として事業化も予定している。