石屋製菓(本社・札幌市西区)が、6月15日(月)~25日(木)までオンライン特設サイトで抽選販売を行った『白い恋人しあわせBOX』。総額1万800円(税込み)相当の「白い恋人」が送料無料の5400円(同)になるとあって多くの申し込みがあったが、28日頃から当選者にBOXが冷蔵便で届き始めた。(写真は、『白い恋人しあわせBOX』の中身)

 届いたBOXの中身は、「白い恋人」のホワイト24枚入り、18枚入り、ホワイト・ブラックの計24枚入り、新千歳空港限定缶のホワイト50枚・ブラック20枚入り、グランマイスターウエハース、キャンディチョコレートのほか、ホワイト3枚入りのおまけも付いている。BOXには「ご購入いただいたお客様へ」と題した挨拶文も添えられているが、そこには感動的なフレーズが入っている。一部をそのまま掲載する。

《お届けしました商品は、北海道がまだ雪に包まれていた頃に製造した「白い恋人」です。今は、花と緑にあふれる美しい季節。いつもなら、観光のお客様でにぎわうのですが、残念ながら、まだ「ぜひ北海道へ」と皆様をお迎えできる状況ではございません。そして、旅立ちの日を待っていた「白い恋人」も、賞味期限が近くなってきてしまいました。小麦、砂糖、卵に牛乳。生産者様の顔を思い浮かべると、まだ食べられるお菓子を、私たちは簡単に捨てられません。しあわせな時間のおともにと、心をこめて作った商品。おしいくお召し上がりくださるお客様がいらっしゃるならば、お届けしたい。まだ、食べられるお菓子を、大切にしたい。そういう想いに、私たちは至りました。(中略)また旅を楽しめるようになる頃、今度は北海道の思い出に「白い恋人」をお選びいただけると嬉しいです》

『白い恋人しあわせBOX』に込められた石屋製菓のメッセージは、商品とともに心に響いてくる。コロナ下でも菓子メーカーの矜持を忘れない姿勢が伝わってくる。


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