「北海道経営未来塾」塾生らが特別定額給付金問い合わせセンター、清掃工場にマスク4万枚寄贈

経済総合

 北海道の若手経営者を産・官共同で育てる「北海道経営未来塾」(塾長・長内順一未来経営研究所社長)の塾生らで組織された「最前線従事者支援プロジェクト推進本部」(本部長・入澤拓也エコモット社長)は19日、医療用マスクなど約4万枚を公益社団法人北海道看護協会など5先に寄贈した。(写真は、「最前線従事者支援プロジェクト推進本部」の贈呈式。左から、4人目から順に入澤拓也本部長、長内順一塾長、秋元克広札幌市長)

 コロナ問題が深刻になってきた段階で、塾生の石屋製菓・石水創社長が『白い恋人』を全道の小中高新入生向けに約12万枚贈呈したり、風月・二神ひかり副社長が介護施設など50ヵ所にお好み焼き約7000枚を無償提供、さらにどんぐりや五島軒がパンやカレーを病院向けに寄付したりするなど、塾生たちはそれぞれの判断で社会貢献活動を行ってきた。

 こうした活動をさらに発展、拡大させようと4月末に組織されたのが「最前線従事者支援プロジェクト推進本部」。コロナ禍の中、医療や介護、清掃など最前線で働いているエッセンシャルワーカーをリスペクトし、支援するための活動を行うのが目的。
 ウェブサイト『未来にエール!北海道』を立ち上げてクラウドファンディングも行ってきた。今回、集まった募金を元に支援品の贈呈を行った。贈呈先は道看護協会(医療用マスク2万枚、防護服1000着)、札幌市特別定額給付金お問い合わせセンター・札幌市特別定額給付金事務処理センター・救急安心センターさっぽろ(不織布マスク1万枚、ミネラルウォーター1万本、のど飴1万個)、札幌市環境局環境事業部業務課(不織布マスク1万枚、ひんやりマスク1000枚)の5先。
 
 贈呈式会場となった札幌市役所10階市長会議室で、プロジェクト推進本部長の入澤氏がそれぞれの代表者に目録を手渡した。同席した秋元克広札幌市長は、「日ごろ、スポットが当たらない部署で頑張っている方々への支援に感謝したい」と話した。同プロジェクトは今回の支援品贈呈を区切りとし、今後は市のコロナ対策応援活動などと連携する。

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