新型コロナウイルスの感染拡大で店舗の大半を臨時休業していた「ザラ(ZARA)」、「ベルシュカ(BERSHKA)」などのファストファッションブランドを展開するインディテックス(本社・スペイン)は、世界で展開する店舗のうち、小型店や不採算店を2021年までに最大1200店舗閉店する。(写真は、ザラの「札幌IKEUCHI ZONE店」)

 9日に公表されたインディテックスの22年までの事業計画では、小規模店や不採算店を最大1200店舗閉店して最新テクノロジーを備えた460店舗を出店することが示されている。閉店するブランド店舗は流動的だが、「ザラ」が250~300店舗、「ベルシュカ」が135~160店舗、日本には店舗がない「PULL&BEAR(プル&ベアー)」140~165店舗とされている。

 インディテックスの20年第1四半期は、売上高が前年同期比44%減だったが、オンライン販売の売上高は同50%増、4月単月は同95%増となった。こうしたことから今後はデジタル施策に力を入れるという。

 北海道には、「ベルシュカ」の店舗はないが、「ザラ」は「札幌IKEUCHI ZONE店」(札幌市中央区南2西1、IKEUCHI GATE ZONE1階)の1店舗がある。ファストファッションでは、19年9月に経営破綻したフォーエバー21(本社・米ロサンゼルス)が「札幌大通店」(中央区南2西3、札幌ゼロゲートビル)を含む国内全14店舗を閉店している。


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