破綻閉店した北海道の「半田屋」FC2店舗、半田屋直営で再開

経済総合

 3月20日に閉店した大衆食堂「半田屋」の「西線南七条店」(札幌市中央区南7条西14丁目)と「新道丘珠店」(同市東区北34条東27丁目)が、営業を再開している。FC(フランチャイズ)店舗から半田屋(本社・仙台市青葉区)の直営店舗として営業することになったもので、北海道は3店舗体制に戻った。(写真は、営業を再開している「半田屋新道丘珠店」)

「西線南7条店」と「新道丘珠店」をFC展開していたのは、セブンレストランシステム(札幌市中央区)。同社は2007年9月の設立で、「半田屋」のFC店舗を道内2店舗、道外2店舗運営していた。しかし、人手不足の影響もあって16年に道外2店舗を閉店、札幌市内の2店舗に絞って運営してきたが、客数が伸びず採算が悪化。今年に入り2月後半からは、新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛の影響を受けさらに客数が減少したため、先行きの見通しが立たず事業停止を停止、3月20日で閉店した。

 それから1ヵ月目の4月20日、2店舗は営業を再開した。「直営店舗として運営することにした」(半田屋)もので、半田屋の直営店舗は5店舗から7店舗に増えた(FC店は18店舗)。道内の店舗は、セブンレストランシステムとは別のフランチャイジーが展開する「サッポロファクトリー前」(同市中央区大通東5丁目)と直営2店舗の3店舗体制に戻った。なお、セブンレストランシステムは、札幌地裁に自己破産申請を行っている。

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