外食企業で東京証券取引所1部上場のゼンショーホールディングス(HD、本社・東京都港区)の子会社、ジョリーパスタ(同・同)が運営するパスタ専門店「ジョリーパスタ」が、北海道で多店舗展開を始める。9月に「江別店」(江別市)をオープンさせ、10月には「札幌本町店」(札幌市東区)と「小樽築港店」(小樽市)をオープンさせる。(写真は、10月オープンに向けて建設中の「ジョリーパスタ札幌本町店」)
「ジョリーパスタ」は注文を受けてから茹でて、できたてを提供するメニューを40種類以上揃えており、原材料の小麦からこだわったパスタを手軽に楽しめる専門店。直近で全国に246店舗を展開しているが北海道には店舗がなかった。
同社の2019年3月期決算は、売上高211億5000万円、営業利益17億9300万円、純利益11億2200万円。既存店売上高は18年3月期比で108・4%、新規店舗を含めた全店売上高は同115・1%と順調。
北海道1号店の「江別店」は、「イオン江別店」の駐車場敷地内に9月12日にオープン予定で、2号店の「札幌本町店」はパチンコホール「大黒天本町店」の跡地を利用して建設中。跡地の一部には「ツルハドラッグ本町店」が19年5月9日にオープンしている。
2号店の建築主は、土地所有者の有限会社浄蔵(札幌市東区)、設計は髙田建築設計事務所(同市北区)、施工は太平ホーム北海道(同市西区)。工期は2019年5月27日から9月末で、オープン予定は10月17日。
また、小樽市築港9-4の大型商業施設「ウイングベイ小樽」の近くには、「小樽築港店」を整備中で、10月31日にオープンする予定。
ゼンショーHDは、「すき家」、「なか卯」、「ココス」、「ビッグボーイ」、「ヴィクトリアステーション」、「はま寿司」といった北海道にも馴染みの深い外食店を手掛けており、「ジョリーパスタ」もゼンショーブランドとして新規参入する。