市立札幌大通高校で採取した“はちみつ”使用の石鹸、サボン・デ・シエスタが開発・販売

経済総合

 札幌市が認証する地域ブランド『札幌スタイル』の中で手作り石鹸などを製造販売しているサボン・デ・シエスタ(札幌市中央区)は、市立札幌大通高校が教育活動の一環として取り組んでいる養蜂活動で採取したはちみつを使った石鹸『札花蜜(さっかみつ)』を開発、7月1日から発売を開始した。(写真は、札幌大通高校のはちみつを使用した石鹸『札花蜜』ギフトセットを紹介するサボン・デ・シエスタの附柴彩子社長)

 石鹸の泡立ちを良くしたり、肌の保湿効果を高めたりするはちみつは、石鹸の材料として広く利用されている。サボン・デ・シエスタは大通近郊のビル屋上で採取されたはちみつを使った石鹸『札花蜜』を2016年度に開発、直営店限定で販売した実績がある。しかし、ビル屋上での養蜂が中止されたため、新たな仕入れ先として札幌大通高校が実施している養蜂活動に出合い、そこで採取されたはちみつを原料に新バージョンの『札花蜜』を開発した。

 札幌大通高校のはちみつは、大通公園や円山公園、植物園など同校近隣に咲く花々から集めた蜜で、一般社団法人日本はちみつマイスター協会が主催する第4回ハニー・オブ・ザ・イヤー(2018年)で最優秀賞を獲得している。サボン・デ・シエスタは、このはちみつに名寄産のひまわり油、下川産トドマツ油を加えて使い心地を高めた。1ヵ月を掛けて手作りしており、敏感肌の人にも優しく、洗いあがりの肌がしっとり潤い森林浴の気分が味わえる。開発にあたって市の製品開発・販路拡大支援事業の補助を受けた。

 サイズは80g、価格は1400円(税抜き)で直営店限定販売。また、発売記念スペシャルギフトとして札幌の木工作家のはちみつ用木製スプーン、ガラス作家の雫のアクセサリー、テキスタイルデザイナーのハンカチがそれぞれ入ったボックス3種類も限定100セットずつ、直営店とオンラインショップで販売している。価格は3600円から8000円(税抜き)。
 直営店は、中央区南1条西12丁目のコーヒー店「アトリエ・モリヒコ」の併設店舗となっている。ホームページは、https://at-siesta.com/

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