札幌市東区丘珠町の伏古拓北通沿いに巨大な構築物が出現している。玉ねぎ畑が広がる一帯に聳え立つ建物は、周囲を圧倒するような威容を誇る。(写真は、建設中の共通運送と日本デイリーネットの流通業務施設)

 片側3車線の伏古拓北通。札幌市の東北部と中心部を結ぶ主要な幹線道路として交通量も多い。市街化調整区域のため住宅などが少なく札幌の原風景に近い環境が今も残っている。

 そんな一角に出現した巨大構築物。高さや長さ、幅のどれをとっても規格外の規模。この施設は、共通運送(本社・札幌市白石区)が建築主となって建設が進められている倉庫や事務所からなる流通業務施設。市街調整区域のため建物の建設には開発許可が必要だが、許可を受けたのは共通運送と日本デイリーネット(本社・茨城県筑西市)。同社は、日本ハム(同・大阪市北区)のグループ会社でチルド・冷凍物流を手掛けている。
 施工は五洋建設(同・東京都文京区)の札幌支店(札幌市中央区)。昨年6月から着工しており、完成は今年9月末。

 巨大な構築物は、日に日に成長するように完成形に近づいている。聳える建物の先に丘珠空港に向け着陸態勢に入った北海道エアシステムのプロペラ機が見えた。西日に照らされた小さな機体から出た音は建設の槌音と重なる。丘珠の新しい風景がまもなく生まれる。


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