洞爺湖北岸の通称「裏洞爺」と呼ばれる虻田郡洞爺湖町洞爺町の民有地約2万坪(約6万6000㎡)を中国系企業が約1億円で取得した。高層マンションか高層ホテルの建設を想定しており、2~3年後に具体化するもよう。(写真は、洞爺湖北岸の裏洞爺地区。遠方は羊蹄山)

 取得したのは中国・天津市に本社を置く不動産系企業。洞爺町と国道230号線を結ぶ道道から入ったところにある民有地で、2万坪のうち約1万5000坪は傾斜地で造成が難しく、平坦な残り5000坪を利用して開発を進める計画。一帯は、支笏洞爺国立公園の区域内だが、規制が厳しい特別保護地区には入っておらず、通常の開発行為や建設工事が可能という。

 水道は整備されているが下水道は整備されていない。マンションかホテルを建設する方向で検討を重ねていく見通し。裏洞爺地区では既に中国系企業が約1万坪(約3300㎡)を取得しているほか、約5万坪(約16万5000㎡)を買収する動きも出ており、別荘開発などが想定されている。洞爺湖周辺は中国人観光客にも人気があり、中国系企業による土地買収が今後も活発化しそうだ。


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