名古屋発祥で北海道に進出している「コメダ珈琲店」が、今度は札幌市東区東雁来に出店する。サッポロドラッグストアー(本社・札幌市北区)が店舗を新設する同一敷地内にコンビネーション出店するもので、「サツドラ+コメダ」の複合施設となる。開業は12月。(写真は、サツドラ店舗とコメダ珈琲店が出店する敷地)
サッポロドラッグストアーは現在、東雁来11条4丁目に「サツドラ東雁来店」を新設中。敷地面積が2368坪(7829㎡)と広いため、サツドラ店舗(店舗面積約440坪=約1454㎡)のほか飲食、物販の店舗集積も予定されていた。
そのうちの1棟が「コメダ珈琲店」になることがわかった。店舗運営は、ビルやマンション管理業、警備業のビルメン日新(本社・札幌市西区)が行う。同社によると、「多角化のため新規事業を5年ほど前から検討していた。飲食業をターゲットにフランチャイズ(FC)展開を模索していたが今回、コメダとFC契約、1号店を出店することになった」と話している。
店舗は、既に札幌市内に出店している路面店と同じタイプになる。これまでの店舗は、ジェイ・アール生鮮市場手稲前田店やサツドラ手稲前田2条店、天然温泉極楽湯さっぽろ手稲店が集積しているショッピングセンター内に出店した「手稲前田店」(手稲区)を除いて単独ロードサイド店。
「東雁来店」は、サツドラとのコンビネーション出店になるもので、札幌サッカーアミューズメントパークの利用者を含めて賑わいポイントになりそうだ。
なお、コメダ珈琲店の道内FC展開は、正和製菓(三重県四日市市)、東海企画(札幌市東区)、アイックス(同市白石区)、三好商会(同市中央区)が担っている。現在、8店舗で11月中旬には札幌では初のビルインタイプの「狸小路2丁目店」(同市中央区)が開店する。