札幌・ススキノで居酒屋「おれの札幌」のほか北見や千歳、網走でドライブインを経営しているオホーツク観光(本社・北見市)が道内で展開している全6施設を11月30日で閉鎖する。インバウンドなど観光需要が高まる中、観光業の一角を占める同社が事実上撤退する。
(写真は、南7西6にある「おれの札幌」と店舗閉鎖の告知)
同社は1970年設立の道内ドライブイン事業の老舗。2003年に再生ファンドに売却され、団体旅行を中心に飲食、土産物販売を行い、17年3月期は30億6000万円を売り上げていた。
閉鎖するのは、「千歳道産市場」(千歳市)、「網走海鮮市場」(網走市)、「想い出ふらの」(富良野市)、「知床さいはて市場」(斜里郡斜里町ウトロ)、「オホーツク観光物産本店」(北見市)、「おれの札幌」(札幌市中央区)の全施設。
このうち、「おれの札幌」の店頭には、16日から21日まで一時閉店の告知とともに「店舗閉鎖のお知らせ」として11月30日をもって閉店する告知もされている。