【北方ジャーナル連携記事】次世代を担うワンランク上の経営者育成を主眼に、土屋ホールディングス(本社札幌市北区)の土屋公三会長がボランティアで主宰する「人間社長塾」。2010年からスタートし、現在は7期目が始まっているが、ここを巣立った塾生らがこのほどOB会(佐取広久会長)を設立。7月5日、札幌市北区の札幌エルプラザで発足記念講演会が開催され、OB約200人が集まった。(写真は、講演する土屋公三会長)
このOB会は、卒塾後も同塾とのつながりを続けていきたい、との思いを抱く多くのOBの意向を汲んで設立された。同塾をPRするホームページの開設を計画しているほか、現在の塾生をさまざまな形でバックアップする取り組みを進める方針だ。 「人間社長塾とは違って、このOB会では私はお神輿のような立場。運営はOB有志が全て行なっています」 と土屋会長は、笑顔で話す。
発足記念講演会では、最初に青山社中(本社東京)筆頭代表CEOを務める朝比奈一郎氏(43)が講演。青山社中とは、世界を相手に戦える人材・政策・組織作りを目的にシンクタンクやコンサルティング、人材教育などを幅広く手掛けている企業。
朝比奈氏は元経産官僚で、中央大学大学院(公共政策研究科)客員教授、総務省の地域力創造アドバイザーなども兼務している。
「“やり過ぎる力”が北海道を活性化させる」をテーマに、朝比奈氏はリーダーとして“やり過ぎる力”=一歩踏み出す構想力を持つことの重要性とリーダーシップ論について熱弁をふるった。
続いて土屋会長が登壇し、「ワンランク上の経営を目指して」をテーマに、自らの経験に基づく土屋流経営論をユーモアを交えながら講演した。OB会の発足で、人間社長塾は新たな広がりを見せ始めた。
(写真は、講演する朝比奈一郎氏)
(写真は、OB会の初代会長に就いた佐取広久氏・サンプラス=東京都豊島区=代表取締役)