ドラッグ10月は10%超伸び、道経産局が業種別販売額集計

経済総合

 経済産業省北海道経済産業局は、10月の「北海道百貨店・スーパー販売動向」、「北海道コンビニエンスストア販売動向」、「北海道専門量販店販売動向」をまとめた。各業種ともに前年10月より販売額を2~10%伸ばしており、道内の個人消費は底堅く推移しているようだ。IMG_9997(写真は、ツルハドラッグ函館花園店)

 道内の百貨店・スーパー販売額は、全店ベースで768億4400万円となり前年同月比2・9%増と7ヵ月連続で前年を上回った。内訳は百貨店が173億6900万円で同0・1%の微増、2ヵ月ぶりに前年を上回った。
 スーパーは、新店を含めた全店販売額が、594億7400万円で同3・6%増となり、7ヵ月連続の増加。既存店ベースでも同2・3%増、こちらも7ヵ月連続で前年を上回っている。
 
 地域別では、札幌市内の百貨店が133億1500万円で同1・7%増、スーパーは全店ベースで275億4900万円、同3・3%伸びた。札幌市以外の地域では、百貨店が40億5400万円で同4・8%減、スーパーの全店ベースが319億2500万円で同3・9%増になった。札幌市・札幌市以外の消費動向で共通するのは、業種を問わず衣料品の落ち込みが響いており、とりわけ札幌市以外の百貨店の衣料部門は前年同月より8%の大幅ダウン、飲食料品も7・3%もダウンした。札幌市とそれ以外の地域の消費格差が出始めている。詳細は、http://www.hkd.meti.go.jp/hoksr/depart_super/index2710.htm
 
 道内のコンビニエンスストア販売額及びサービス売上高は、全店ベースで464億3100万円、前年同月比3・8%増。今年に入ってからは4月の消費増税反動による8%増以外は、ほぼ3%の巡航な伸びとなっている。総店舗数は2876店舗で前年同月よりも20店舗、0・7%増。詳細は、http://www.hkd.meti.go.jp/hoksr/convini/index2710.htm
 
 道内の専門量販店のうち、家電大型専門店の全店ベース販売額は104億9800万円で前年同月比4・3%増、ドラッグストアは同191億2400万円で同10・7%増、ホームセンターは同113億8600万円、同3・1%増になった。ドラッグストアの伸びが大きいのは新店が多いことに加えてインバウンド需要を引き寄せているため。
 なお、店舗数は家電大型専門店が前年同月比7店舗増の89店舗、ドラッグストアは同33店舗増の614店舗、ホームセンターは同9店舗増の185店舗になっている。詳細は、http://www.hkd.meti.go.jp/hoksr/ryouhan/index2710.htm

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